汁粉とぜんざいの違い
私が住んでいるのは名古屋の近く。喫茶店のモーニングで小倉トーストが出て来る土地柄ですから、粒餡は大好き。粒餡の入ったぜんざいも、子供のころから親しんでいて大好きです。
ところが、東京へ行ってみると、甘味処などでも、そもそもぜんざい(善哉)というものがメニューに載っていません。では粒餡の入ったぜんざいが東京にないのかと言えばそうではなく、僕らが呼ぶところの漉し餡の「汁粉」も粒餡の「ぜんざい」も、共に「汁粉」と呼ぶのだとわかり、目がまん丸。
「それじゃ注文する時に漉し餡か粒餡かわからないだろ!」
今でも、どのように区別して注文するのか、あるいは、どちらが出て来るのか、東京近辺ではよくわかりません。
「東京の文化が遅れていて汁粉とぜんざいが区別できないんじゃないの?」
なんてことまで考えて、調べてみることにしました。
わかったのは東京にも「ぜんざい」と呼ばれるものはあること。ただし、関東で言うところのぜんざいは、餅や白玉に粒餡をかけた、汁けのないもののことだそう。
ちなみに餅に粒餡がまぶしてあるものは、僕らの土地では「餡ころ餅」と呼びます。ちなみに我が町で一番の餡ころ餅のお店はだるま屋さん。