キーマカレー(インド風ひき肉カレー)を簡単に作る

インド風のキーマカレー(ひき肉カレー)を簡単に作るレシピです。
 特別な材料は何も必要なく、簡単にできてしまいます。ナンと一緒にどうぞ。

最近は町でインドカレー屋さんを良く見かけます。人気メニューの一つがひき肉を使ったキーマカレー。インド北部の釜で焼くパン、ナンと一緒に食べるとおいしいですね。

キーマカレーにも汁気を残したタイプと、日本で言ういわゆるドライカレーのようなぱらぱらしたタイプがありますが、このページで紹介するのはドライカレー風のキーマカレーです。ご飯やナンにも合いますし、また何かのトッピングに使っても良いでしょう。

キーマカレーのレシピに使う材料の紹介です。おおむね4人分を念頭においています。

まずひき肉。本格的にはマトンのひき肉でしょうけど、日本では手に入りません。そこで牛ひき肉か合挽き肉を使います。豚ひき肉だと味がちょっと変わってしまいますから、食べやすさを考えて合挽き肉がお勧め。400グラム用意します。そして野菜はタマネギ中2個、トマト完熟のもの4個、しょうがひとかけ、ニンニクふたかけ。これらはすべてみじん切りにしておきます。あと好みでコリアンダー(香菜)やミントの葉を入れますが、なければ良いです。

スパイスは必須なのはターメリック(大匙4)、チリパウダー(好みの量)、ガラムマサラ(大匙2)です。スパイスの量は神経質になることはありません。適当で結構です。なんとカレー粉は使いませんが、ガラムマサラの代わりに使っても大丈夫でしょう。これらのスパイスはスーパーなどで売っています。

キーマカレーの作り方

  1. まずみじん切りにしておいたタマネギ、ショウガ、ニンニクを多めの油でいためます。油はサラダオイルでも良いですが、もしギー(バターから脂だけを取り出したもの)があれば、その方がこくが出ます。油を多めにするのは、タマネギをうまく炒めるためと、後でうまくドライカレー状にするためです。タマネギがキツネ色になるまで炒めてください。焦がさないように。
  2. タマネギの色が変わったら、ひき肉とトマトを入れて炒めます。このときにターメリックもふりかけます。コリアンダーやミントがあれば、細かく刻んでこの時に一緒に入れます。肉の匂いを消してさわやかさを出すためにはシナモンを一振りしておくのもOK。
  3. 後はしばらく煮込んで行きます。味付けの基本は塩です。後で調節がききますから、あまり最初からいれすぎないようにしましょう。隠し味としてショウユ少々を使ってもかまいません。
  4. 炒め続けていると次第に水分が飛んできます。水気がなくなってきたらガラムマサラを振り入れて良く混ぜます。
  5. さらに炒め続けていると、水分はほとんど蒸発して、最初に入れた油がフライパンの底に出てくるようになります。この油を使って、肉を炒める感じにします。ひき肉がぱらぱらになり、ガラムマサラの香りが経つようになったらできあがり。
  6. 皿に盛りましょう。盛り付け写真は…撮影を忘れました。あとはご飯やナンを添えてどうぞ。

カレーの本

 本格的なカレー、と言っても有名ホテルのカレーではなく、インドなど現地ぽいカレーのレシピを以下に紹介します。実は英語の本に本格的なものが多いのですが、以下は日本語のものだけを取り上げました。

はじめてのインド料理―HEALTHY WAY TO INDIAN COOKING
調べた中ではどうやら一番評判の良い本。カレーをはじめとするインド料理の基本メニューが紹介されています。どれも作りやすいものだとか。

アジア・カレー大全―アジア中のカレーを食べ尽くしたい!
レシピと言うよりは、各国のカレー事情を記した、いわばカレーの背景を知るための本。インドだけでなく、ネパール、スリランカ、パキスタン、バングラデシュ、韓国、カンボジア、中国、香港、タイ、ベトナムと様々なアジア諸国のカレー事情が書かれてあるそうですから、カレーとは呼べない料理もあるかも。

本格カレーを作ろう!―家庭で楽しむインド・スリランカ・パキスタン・タイ・インドネシアのカレーのレシピ47
材料として書かれているスパイスなどを実際に揃えるのが大変という、手抜きのない本。でも最近はスパイス類もネットで手に入ることが多くなったので挑戦は可能か。

10分でできる南インド料理―インド大使館秘伝珠玉のカレーレシピ60
カレーをはじめとする南インド料理のレシピ。外交官夫人が著者で、内容は実際にはとても10分ではできないほど本格的。


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