途上国で村の人たちが現金を稼ぐ良い手段の一つが養蜂です。蜂蜜は結構良い値で売れることが多いので、良い現金収入になります。
ここマダガスカルでも養蜂をしている人はいるのですが、どうも他の国に比べると少ない気がします。その理由は、木が切られてしまっているので蜂を飼うことが難しいからだとか。
それでも数少ない養蜂家に村の中で出会いました。何と、この人は自宅の玄関脇に蜂の巣箱を置いています。取れた蜜をなめさせてもらいましたが、やっぱり濃厚でうまいです。日本で瓶に入れられて売られている蜜とは、どこか違います。
そして蜂の箱の中を見せてもらうと…
がらんどうです。普通の養蜂箱にはあるはずの仕切りが何もなく、ミツバチが自分たちで作った巣が上からぶら下がっているだけです。
これでは蜜を取るのも、ハチが巣作りをするのも、効率が悪いはず。何とか改善の協力ができたら、と思います。